看護実践の科学 2020年10月号 / Vol.45 No.10
B5判 104頁 定価1,650円(本体価格1,500円+10%税)
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特集
地域包括ケア病棟と継続看護
地域包括ケア病棟は,患者の在宅復帰支援などを目的に平成26年度診療報酬改定で新設されました。地域包括ケアシステムを支えるために,大きな役割をもつものです。
看護においては,療養の急性期と回復期・在宅をつなぎ,また,患者みずからが生活をととのえるための教育の役割を果たす実践が積み重ねられてきましたが,地域包括ケア病棟を通して,こうした継続看護の重要性があらためて示されているのではないかと考えます。
地域,多職種との連携のカギとなる情報の共有の工夫,また実際に患者・家族の看護実践,今後どのような方向をめざしていくべきか,など,本特集をとおして考えてまいります。
看護においては,療養の急性期と回復期・在宅をつなぎ,また,患者みずからが生活をととのえるための教育の役割を果たす実践が積み重ねられてきましたが,地域包括ケア病棟を通して,こうした継続看護の重要性があらためて示されているのではないかと考えます。
地域,多職種との連携のカギとなる情報の共有の工夫,また実際に患者・家族の看護実践,今後どのような方向をめざしていくべきか,など,本特集をとおして考えてまいります。

- [特集]
- 地域包括ケア病棟と継続看護
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- 退院支援の充実を目指して─2018年看護研究の結果から取り組んだこと/矢野 弘子・他
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- 当院における地域包括ケア病棟の開設と運用上の課題/柴山 順子・他
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- 在宅復帰へつなぐ排尿自立支援─排尿に関する入院時スクリーニング実施と排泄ケアチーム介入の成果/笹原 綾
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- 地域包括ケア病棟における患者のADL拡大への意欲向上に向けて─病棟とリハビリテーション科との取り組みから/松本 和美
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- 高度実践看護─フランスと日本
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- 看護のコンピタンシー─ 1980~90年,エキスパート・ナース導入の実験/マリーズ・ブーロンニュ・ガルサン,訳・原山 哲
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- 看護の証をつかむナース―看護実践論 特別編
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- 今,この時だから活かされる「看護現場学」 ─語り合い学び合いからつなぐ,看護のやりがいを支援する/坪井 由加里
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- 編集委員の窓
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- 8月29日/陣田 泰子
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- 看護実践論…自分史からの出発
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- 仲間に伝えたいこと/田中 靖代
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- オン・ナーシング
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- 第2回/中木 高夫
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- エッセイ
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- 限界集落で暮らす・25 母からの訪問依頼/宮城 恵里子
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- 暮らしから,街から
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- 上州夕焼けこやけ/伊達 哲也
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- 寄稿
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- 米国メイヨークリニック(Mayo Clinic)を再び訪れて(前編)/松崎 礼子
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- 投稿
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- 日本を捨てたわけではない:「シドニー在住日本人高齢者の医療ニーズ」の研究から考える/堀口 由美子・他
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- 投稿
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- セルフケア─新型コロナウイルス感染症予防対策への応用/山下 美根子
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- 固定チームナーシング研究会・地方会
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- 固定チームナーシング研究会第14回鹿児島地方会 受け持ち看護師を育む固定チームナーシング その人らしさを支える多職種連携/脇 和代
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- 第226回 杉野元子の研修会リサーチ
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- 現場の苦労と工夫/杉野 元子
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- 訳書を語る
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- 『ストレングスにもとづく看護ケア(全3巻)』/白石 裕子
[新連載]
[特別寄稿]
[好評連載]