国民の信頼に応える看護をめざす
平成13年度日本看護協会通常総会

 2001年5月16〜17日,マリンメッセ福岡(福岡県福岡市)を会場に,平成13年度日本看護協会通常総会が開かれた。4,500人の参加があった。また18日には3会場に分かれ全国職能別集会が開かれた。

 南裕子会長はあいさつで,医学部をしのぐ看護大学の増加に,専門職としての教育環境が整ってきた,また介護保険などもあり看護職への期待は高まっており,国民の健康と福祉の向上のため,より看護職としての役割を果たしていかなければならず,そのための政治力もつけなければならないと語った。

 今回は21世紀最初の通常総会ということもあり「未来へのメッセージ」と題し,日本看護協会の現在にいたるあゆみをまとめた映像が上映された。

 本年度の議題は次のようなもので,すべて承認された。以下の質疑内容はその一部の要約。

 第1号議案では,名誉会員に井上幸子氏他,全11名が推薦された。

 第2号議案では,本年度のスローガンとして「21世紀,国民の信頼に応えるライフサポーターめざしてネットワークする看護職。」が掲げられた。毎年たくさんのスローガンを掲げていたのが,1本にしぼられた形になった。

 第3号議案「看護制度改正推進について」では,准看護婦制度についての質問が中心になった。
 准看護婦の看護婦への移行教育について活動方針としてあげられていないことから消極的ではないかの質問に,執行部から活動方針にある「移行措置の検討」の「措置」には,教育も含めているとの回答があった。
 また南会長から放送大学で行なわれている講座や,教育用ビデオなどが移行教育に関係があるかのような風評が流れているが,継続教育のものであると認識しているとの見解が示された。

 第4号議案「看護職賠償責任保険(仮称)の創設について」では,保険の創設よりも,医療事故の起こらない環境づくりが先ではないかという質問に,看護職が責任を明確にしていく上でも必要であるとの説明がされた。

 第5号議案「日本看護協会原宿会館立替資金計画の修正について」では隣接地の購入が二転三転したことについて質問があり,隣接地の地主との交渉過程が個人のプライバシーに触れない範囲でされた。新しい原宿会館は総予算49億5,000万円で,平成13年着工,2年後の完成をめざすという。

 第6号議案「平成13年度事業計画」,第7号議案「平成13年度収支予算」も,それぞれ質疑応答の後,承認された。

 役員の改選も行なわれ,南会長が再任された他,副会長に新道幸惠氏,森山弘子氏,常任理事に楠本万里子氏,保健婦・保健士職能理事に池田信子氏,監事に井部俊子氏が選ばれた。また,地区・全区理事,職能委員,推薦委員も選ばれた。