しくみを変える知識を築く―第8回日本看護管理学会年次大会 8月20日〜21日,栃木県総合文化センターにおいて第8回日本看護管理学会年次大会が1,200余名の参加を得て開催された。メインテーマは「しくみを変える知識を築く−「副」というポストの働きに焦点をおいて−」。 大会長講演「組織を支え,組織を変える「副」の立場の働き」で中西睦子氏は,近年,看護部門の長が組織経営に参画するケースを見るようになり,組織が看護に,看護も経営陣に見えるようにすることが重要であること。またポストの継承として次期リーダーの役割のスキルをどう磨くかが組織変革の要であることを述べられた。シンポジウム「組織の決定と看護職」では4人のパネリストにより組織の意思決定にどう力を発揮していくかを,現場の看護管理・教育・国の政策決定の立場から問題提起が行なわれた。また学会異色の啓発ドラマ“ザ・ネゴシエーション”は,ある中核病院で不十分な設備により起こった点滴ミスを機に,外来化学療法室設置に向けた看護部長の見事なネゴシエーションが演じられ,参加者から大きな拍手を得た。 学会最後のプログラムはディベート。今回は「看護職の副院長は定着するか」をテーマに,肯定側・否定側,各3人の演者により論争が展開され,参加者のYES・NOの集計の結果,肯定側が2倍弱の支持を得て会場を沸かせた。 また,一般演題も口演48題・示説54題,他にディスカッションと今日的な問題を討議する6テーマのインフォメーション・エクスチェンジが開かれ,看護サービスにおける組織のしくみの知識を築くにふさわしい充実した内容が盛り込まれた学会であった。 |
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